おひとりさまの山城攻め
八上城跡
八上城(やかみじょう)とは
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、兵庫県丹波篠山市の八上城跡が注目されました。
八上城とは、高城山(約460m)の山頂に築かれた城で、難攻不落と呼ばれていました。
ところが、織田信長の命により、丹波攻略の際、明智光秀に兵糧攻めにされ落城した城です。
丹波篠山市は、八上城で明智光秀の母である牧が人質となり、磔にされたという逸話をもとにPRしました。
実は、波多野秀治の知名度が低いということで、明智光秀の母親のストーリーを起用したそうです・・・
NHK大河ドラマ「秀吉」では、磔にされた牧(野際陽子)が、槍に刺されて壮絶な最期を遂げるシーンが印象に残っています。
そして、八上城跡には、このとき、牧が殺された「はりつけ松跡」なるものもあります。
かつては、本能寺の変の原因の一説として、光秀がこのとき母を殺されたことへの怨恨説もささやかれました。
ところが、実際は八上城はあきらかに落城する状況で、母親を人質に出す必要性がなかったため、この話は信ぴょう性が薄いとされています。
歴史はあまり詳しく知らない方がドラマチックだったりしますね・・・
八上城へ行ってみた
カーナビを設定して行きましたが、駐車場が見当たらない・・・
周辺を歩いているお姉さんに声をかけると、「道をまっすぐ行ったところの旗があるところですよ」と親切に教えてくださいました。
しばらく進むと、たしかに旗が。
春日神社前に駐車場がありました。
駐車場にある旗には、明智光秀、波多野秀治、そして磔にされた牧の絵が描かれています。
山の入り口付近に春日神社があります。
入り口付近にトイレがあり、登山道は整備されており、道に迷うことはなさそうです。
途中で下山中の家族連れ、ひとりで来られている男性数名と遭遇しました。
しかし、なかなか急な斜面を登っていくため、途中で息切れしてしまいました・・・
思ったよりキツイ・・・
途中で少し開けて下界を見渡せる番所があります。
ここで、しばし休憩。
登り始めて約45分、ようやくたどり着きました。
山頂からは大パノラマが広がり、登山のつらさを忘れさせてくれました!
田園風景が広く見渡せ、ここから明智軍の様子を監視していたんだな~としばし想像力を膨らませました。
おひとりさまでも大丈夫度 ★★★
ひとりで登られている方がけっこういます。
登山初心者にはけっこうハードですが、頂上からの景色は格別!